■添田豪(ミキプルーン) VS 小野田倫久(ミルフィーユ) 7-6(6),4-6,3-6
3回戦の相手、小野田倫久選手(8位)は手ごわいぞ。2002年韓国で行われたアジア大会団体金メダルの立役者の一人だ。
若い添田君が、どこまで通用するか、この目で見届けたい。
小野田選手のサーブで試合開始だ。デュースになったあと、いきなり小野田選手がS&Vに出たが、添田君のリターンは小野田の足元に沈んだ。ファーストゲームから長いデュースが続くが、ついにブレーク。添田1−0で40−15、小野田選手の表情に焦りが感じられる。小野田1本返し、40−30、添田サーブだが、ファーフトが入らず、セカンドサーブだ。
勝負を賭けたセカンドサービスは絶妙なコースへ。添田キープで2−0リードだ。幸先が良い。
添田選手 小野田選手
ゲームの行方は2−0添田リードから2−1,2−2、小野田選手は積極的にS&Vに出てくる。遂に逆転されて2−3、2−4と離されかけたが、ブレークに成功し、3−4。
面白くなってきたぞ。4−4,4−5,5−5,5−6,6−6。互いにキープし遂にタイブレークに突入だ。
0−1,1−1,1−2,1−3,1−4添田離されかけるが、なんとか食らいついて行く。2−4,2−5,3−5,4−5。
添田選手はストロークは安定している。打ち勝ちそうだ。ここで、小野田選手ラッキーなリターンミスが出た。5−5、遂に追いついたぞ。それにしてもハラハラドキドキもんだ。
6−5、遂に逆転。6−6、7−6、8−6。最後添田君はS&Vに出たが、サーブで決めてしまった。
素晴らしい第1セットだった。
2セット目は、小野田選手の反撃開始で、0−3とリードされるが、リターンエースでブレークに成功。1−3。添田君は2本のサービスエースと積極的にS&Vに出て、2−3。
2セット目も面白くなってきた。2−4,3−4,4−4遂に追いついたぞ。第9ゲーム目、添田サーブ。勝負所で、S&Vに出たが、小野田選手のリターンは足元に沈みブレークされてしまう。4−5だ。
第10ゲーム目、小野田選手のサーブ。長い長いデュース、粘る添田。リターンの反応はいい。
しかし最後は添田君のリターンがアウトし、4−6で終わってしまった。
第3セットは2−3までは食らい付いていったが、中盤以降離されて、2−5,3−5,3−6。
2時間20分に渡る熱き戦いは終わった
《その他の選手》
杉山記一 佐伯美穂 森上亜希子 高岸知代
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