日米オールスターテニス対抗戦
■波形純理(3年) VS アンバー・リュー(スタンフォード大1年) 【シングルス1】
1年生にしてNCAAのチャンピオンになったアンバー・リューに対し、波形のテンポの良いテニスがどこまで通用するか!
緊張しているのか、ダブルフォールトが多く、ストロークのタイミングも合っていない。
すらっとした体躯のアンバー・リューにいつのまにか0−3とリードされる。
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1年でNCCAのチャンピオンになったアンバー・リュー
しかし波形は、徐徐にサーブも深く入るようになった。ストロークもタイミングが合ってきておりテンポのある打ち合いになってきた。ついに3−3になった。
各ゲームが長引いたため、急遽6ゲーム先取となったが、これがかえって緊迫感のある密度の濃いゲームにしている。
お互い譲らず、5−5。ついにタイブレークに突入!
通算で今のところ2勝3敗で負け越している早稲田、ここで日本の意地を見せてくれ。
タイブレークになってからの波形はさらに良くなった。
1−1,2−1,3−1,4−1,4−2,5−2,5−3,6−3,7−3
6−5(3)で勝った。これで3勝3敗のイーブン
次の最終試合、男子シングルスNo.1の試合で決まる。う〜ん面白くなってきたぞ。
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【課題】うーん、なし。しいて言えば、前半のスロースタートぐらいかな?
■宮尾祥慈(4年) vs アマー・デリック(イリノイ大3年) 【シングルス1】
日本の大学生エース、179cmの宮尾がやけに小さく見える。相手は196cmのビッグサーバーだ。
宮尾選手のサーブは非常に良いと思う。セカンドサーブもかなり良いが、ちょっとコースが甘いと叩き込まれてしまう。恐るべしデリック。ストロークの破壊力はデリックが上と思うが、確実性は宮尾の方がありそうだ。
男子の試合も緊迫感があり、素晴らしい。こちらも5−5からタイブレークに突入だ。
息も詰まるタイブレーク、0−1,1−1,1−2,1−3,2−3,2−4
ついて行けるか、離されるな。3−4,4−4,5−4、遂にリード!
5−5,5−6,5−7・・・惜しかったー
5−6(5)あと少しだった。
【課題】フォアハンドの強化と決めのフラットストロークかな
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《負っけん朗の総括》
私が思っていた以上に日本の男子も女子もレベルが上がっていた。一番劣っているだろうと思っていたサーブでさえ、かなりのレベルであった・・・アマー・デリックのスカッドサーブは別にして。
日本の選手は確率の高いストロークだが、破壊力のあるフォアハンド(武器)がない。
勝負する時の、一番自信の持てるショットはなんだ!
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