スタートの位置は、2時間集団の後方で、歩くようなスピードでゆっくりとスタートしました。
はやる気持ちを押さえながら、ゆっくり・ゆっくりと・・・

最初の給水シ所は10Kmの所です。スタミナを温存しながら来たせいか、全く疲労はなく、1月に出場した10Kmマラソンとは大違い。当然タイムは遅いのですが、これも作戦通りです。
兄貴と時折じゃべりながら、この調子ならいくらでも走れるといった感じでした。

気がつくと2時間15分のタイムキーパを囲む集団に合流し、暫らく平走してましたが「これでは2時間10分の目標がクリアできない」と、まず兄貴が少しずつ飛び出します。私も少し間隔をあけ、兄貴について行きます。

2回目の給水所でポカリスエットを補給し、膝の屈伸運動・・・3回目の給水所でも水分補給と膝の屈伸運動・・・気がつくと2時間15分のタイムキーパーランナーにいつの間にか抜かされているじゃーありませんか!15Km地点では、スピードが遅すぎると思っていたその集団にも二人ともついていけず、そのうち兄貴にもついて行けなくなりました。

徐々に悲鳴を上げる右膝と、強烈な・吹き飛ばされてしまいそうな向かい風の中で、ただひたすら地面を見ながら走っている自分に気付きました。
前を見ると、もう兄貴の背中は見えなくなっていました。

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