前夜から降り続く雨の中を、ひたすら善行に向かった。
会場に着く頃には雨も小降りになり、駐車場に向かうが、予想以上の車だ。空いている駐車場がなく、ついに一番奥の駐車場になってしまった。急いで車を降り、試合会場である、第二室内コートへ向かった。

試合はちょうど始まったばかりで、各社のシングルスNo2の試合が行われていたが、応援合戦は始まったばかりとは思えないほと、既に過熱していた。

真っ先に荏原製作所VSソニーの試合を観に行った。山本哲洋VS喜多渉だ。ランキングはまだ130位台だが、荏原の秘密兵器『山本』のストロークはフォア・バックともに、伸びがある。他の選手と比べ、一味違うと感じた。さすがに、去年1年間スペインで修行して来ただけのことはあるなと思った。試合は7−5、6−2で山本が勝った。

シングルスNo1の試合は、石井弘樹VS坂井利彰(あの坂井利郎の息子)だ。坂井は今、乗りに乗っているようだ。前にもレポートしたと思うが、全日本選手権では、デ杯選手である岩渕に逆転勝ち、また今回の日本リーグでも、昨日本村剛一に勝ったそうだ。
荏原の石井選手に重いプレッシャーがかかる。

試合は一進一退。石井選手は終始サービス&ボレーに徹し果敢にネットを取るが、最初のブレークがひびき、5−7で落とす。2セット目も惜しくも4−6で負けてしまった。

それにしても、石井選手のプレースタイルは面白い。サービス&ボレーヤーであり、フォアハンドは両手、バックハンドは片手なのだ。実に変っている

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