「横国トーナメント観戦記」【準決勝】

午後1時頃から降りだした雨は、2時にはかなり強くなっていた。準決勝の開始時刻は、2時だ。今から行けば40分後には、コートに着ける。
「第1セットは終わってるが、2セット目から観れるだろう」と思い、ジュニアを連れて車に飛び乗った。見込みより20分遅れて着いたが、駐車場の入口で大渋滞。満杯なのだ。待たされること20分、コートサイドに着いた時は、貴男の試合は終わっていた。スタッフに聞いてみたところ、6-2,6-2で勝ったとのことだった。

剛一の試合は始まったばかりであった。2月のデ杯の再現となった準決勝は日本のNo.1&2とタイのNo.1&2の4人が勝ち残った。なんとも不思議な巡り合わせだ。

昨日「牛若丸」かと思ったウードムチョクを簡単に破った貴男だが、剛一はどうか。勝ってくれるか。と思いながら前から3列目の席に座った。

2月のデ杯では、スリチャパンに剛一は負けている。体もでかいし、アジアN0.2のスリチャパン相手では、かなりタフな試合になるな。

しかし、終わってみれば剛一の圧勝だった。2セット目こそ競り合う部分があったが、6−1、6−4。剛一が強かったというより、スリチャパンの調子がまったくダメで、ミスを重ねてはイライラしているのが伝わってきた。

ともあれ、日本人同士の決勝戦となる。日本人がこの大会で優勝するのは、初めてだそうだ。

ダブルスの準決勝も2試合行われた。鈴木/高田組が残っているだけだ。
ここでも貴男は冴えわたり6−4,6−4で、格上のオーストラリアのペアを撃破した。

今日の決勝戦が楽しみだ。貴男2冠なるか

準決勝の結果
シングルス第一試合
鈴木貴男 VS ウードムチョク(タイ)
6−2,6−2
シングルス第二試合
本村剛一 VS スリチャパン(タイ)
6−1,6−4
ダブルス第一試合
クーディネリー/イェガー(スイス/ドイツ) VS アンチッチ/アンチッチ(クロアチア)
7−6(3)、7−6(2)
ダブルス第二試合
鈴木/高田 VS クライトン/ペリー(オーストラリア)
6−4,6−4

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