今年の全日本は昨年までと違い、3回戦からシード選手が登場する。また準決勝からは5セットマッチの戦いだ。初戦でいきなりシード選手と当たってしまうという不運もなく、選手のレベルも拮抗し、試合自体が面白くなった

反面、出場できる人数が減ったため、これから活躍するであろう若い選手達にとっては、厳しいものがある。環境が整えばどんどん伸びていく若い選手達のチャンスが、少し減ってしまったのが残念だ。

添田豪(荏原SSC) VS 茶圓鉄也(三基商事)


茶圓選手は13年連続全日本に出場しているベテラン?(失礼)一時期不調が続いたようだが、ここ2〜3年、復活してきている。

去年の日本リーグでは、最優秀選手賞を取った、実績のある選手だ。添田君がどこまで行けるか、茶圓選手の揺さぶりにとう対処できるか、そのあたりがポイントだ。
                               13年連続出場の茶圓鉄也選手

外の会場のNo.1コートに着いてみると、なんと!添田君が3−2でリードしていた。何かやってくれそうな、わくわくした気分になり、コートのまわりを見回すと、奥の一番端にロッドコーチが心配そうに見ている。内山さんは今日はいらっしゃってないようだ。

長い長いデュースの後、茶圓選手がゲームを取り3−3になった。後で思えば、この第6ゲームをもし、添田君が取っていれば少しは展開が変わっていたかもしれない。

シード選手だけあって、昨日までとは違う。3−4、なかなかポイントを取らせてもらえない。茶圓選手は配球がいい。球にも伸びがある。だんだんと押されていく添田君。
添田君のサーブだ。ファーストサーブが遅くなって来ている。入れにいっているのか?
あ〜ぁダブルフォールトで3−5。これでは、もう勝ち目はない。3−6で1セット目は終わった。

作戦を早く変えねば!、何か手を打たねば!ズルズルと行ってしまう。

2セット目、0−1だんだんとテニスをさせてもらえなくなってきた。0−2じわじわ押されている
0−3何か対策を!0−4サービスエースでキープされてしまった。全く一方的な試合となっている。添田君の自滅だ。
時折サービス&ボレーを試みるが、既に時遅し。0−5、0−6

去年の本村選手との試合の時は、スピードもパワーも大人と子供いう感じで、全くテニスをさせてもらえなかった。叩きのめされたという感じだった。
今回の茶圓選手との試合は、叩きのめされたと言う感じはしない。スピードもパワーもほぼ対等だった。がしかし、とても勝てっこないという印象だ。


これが経験というものだろうか?

その他の3回戦