■渋谷祐樹(明石城西高校) VS 山本哲洋(荏原製作所) 5-7,1-6
インターハイで優勝した渋谷選手が、高校卒業後4年間スペインで修行したきた山本哲洋選手(JOP:65位)にどこまで通用するか、興味のあるところだ。
今年も初日のコロシアムでのオープニングゲームは、ジュニアのトップ選手をもってきた。
協会の粋な計らいが感じられる。渋谷選手にとっても、いい経験になり、一生の思い出になるだろう。
ゲームは最初からラリーの応酬となり、3−3、均衡が続く。渋谷選手は、恐ろしくフォアハンドがいい。小さい身体ながら、高い打点からフラット気味に球をひっぱたく。素晴らしい、びっくりした。正直なところ、こんなに良い球を打つとは、思っていなかった。
7ゲーム目、山本選手にブレークを許したが、すかさずブレークバックし4−4。フットワーク・反応、特にリターンの反応は素晴らしい。山本選手の渾身のサーブも食らい付き、かえしてしまう。唖然とする、山本選手。
日本のテンポが速いテニスに戸惑っているようだ。5−5。ストロークでは山本選手と互角いや互角以上の戦いだ。未だ均衡破れず。
しかし最後は先輩の意地か、ほとんどサーブだけで、撃沈させ、7−5で山本。
2セット目も6−1のストレートだった。
終わってみれば山本哲洋の完勝だったが、渋谷選手が光った試合だった。
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■宇井啓(三菱養和テニススクール) VS 古川隼士(北日本物産) 3-6,2-6
さー、全日本ジュニア選手権18才以下で優勝した、宇井君の登場だ。場所は外の4番コート。
まずまずの場所だ。
試合前の練習が始まった。緊張してるのか、少々ぎこちない(そりゃー緊張するよなー)
相手はあの古川選手(JOP:33位)だ。
試合開始から、宇井君はパワー全開だ。失うものは何も無い。いきなりブレークに成功。
幸先の良いスタートだ。
武器は、チャンス時のフラット系のフォアハンドか、思いっきりが良い。シングルバックハンドもスライスで逃げないで、スピンで打ちまくるところが凄い。フォアよりバックの方がいいよう思う。まだまだ荒いが、観ていてスカッとさせてくれるところがいい。
2ゲーム目、ブレークされ1−1、1−2、流石プロのサーブは速いくコースがいい、返せない。1−3、なかなかキープできないが2−5からキープし3−5。今まで2度ブレークしてるから、まだまだチャンスありと思ったが、最後は古川選手がきっちりキープして、6−3で古川選手が取る。
2セット目は6−2で古川選手。
宇井君はストロークもサーブも思いっきりがよく、将来性を感じさせるものがある。
もう少し安定感が出てきたら、面白い選手になるような気がした。
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さあ、明日以降の2回戦から、シード選手が登場する
添田君登場だ
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