■　鈴木貴男(ATP1078位) VS ｱﾚｸｻﾝﾀﾞｰ･ﾊﾞｽｹ（ﾄﾞｲﾂ：ATP114位）　　
　　　6-7(4),7-6(10),6-1

この１年近く、左肩を壊して殆んど試合に出ていない貴男。ランキングも１０００位以下にまで落ちてしまい、出場予定選手名簿のＷＣ欄にもない貴男。予選のドローにも名前がない貴男。

今年のＡＩＧ　ＯＰＥＮでは、もうあの素晴らしいサーブは見られないと思ってた。
ところが、月曜日のドロー表を見ると、な〜んと貴男が出てるじゃありませんか！

１Ｒでは、ドイツのジーマン・グロイルを6-2,6-2で撃破、２Ｒでは因縁の対決、タイのパラドン・スリチャパンを7-6(4),6-7(5),6-4で熱戦を制し、歓喜の涙を流した貴男！

今日は５年振りベスト８を賭けた３Ｒだ。

大会二日目に、外の３番コートで８年振りに本戦出場を決めた３２才のベテラン茶圓鉄也選手を、ビッグサーブで撃破したバスケが相手だ。 お互いサービス＆ボレーヤーだ。きっと、テンポの速い試合になるだろう。 １セット、２セットともに両者すべてサービスキープでタイブレークに突入！ １セット目は両者譲らず7-4でワスケ ２セット目のタイブレークは、先にミニブレークを許してしまい、ワスケに先行されてしまった。 お互いビッグサーバ、誰もが貴男の負けを覚悟したと思うが・・・

それからの貴男の反撃は感動的だった。会場からも、初めて貴男コールが。
（もっと早く貴男コールだせよ、と思わず思ってしまう）

なんと劣勢を盛り返して、12-10で貴男が取った。

３セット目、早々と貴男が先にブレークで３−０、
戦意を喪失したムーディー

６−７（４）、７−６（１０）、６−１で貴男が勝った。

　　　　　　　　　　　 ビッグサーブを放つバスケ　　　　　　　　飛びつく貴男

　　　　　　　　　　きっちりスライスで返す貴男　　　　　勝利の雄叫びを上げる貴男　　　

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