■ 鈴木貴男(ATP1078位) VS ロジャー・フェデラー(スイス:ATP1位)
6-4,5-7,6-7(3)
遂に実現してしまった!
まさに”実現してしまった”という表現がぴったりだ。
夢のカード、貴男VSフェデラー!
初来日のフェデラーが生で観れるだけじゃなく、な〜んとあのフェデラーとの試合が実現した。
日本テニス協会としては願ってもないカードだ。
もう自分の気持ちが押さえ切れないほど興奮してる。
始まる前から会場は熱気ムンムンで、一昨年のシャラポア旋風以上の 込み具合だ。
いきなり、”うお〜”という歓声と伴に、フェデラー登場だ。
みんな一斉に立ち上がり、携帯でパシャパシャ!
思わず私も立ち上がった。まるでアイドルのコンサート会場のようだ。
試合はフェデラーのサーブで静かに始まった。
がいきなり、15−40で貴男のブレークチャンス!幸先がいいぞ。
会場は一気に盛り上がり、声援が飛び交う。
しかし、フェデラーは2回の危機を凌ぎしっかりキープだ。
2ゲーム目、貴男のサーブ、非常にリラックスしておりなかなかいいぞ!
簡単にキープだ。
3ゲーム目、フェデラーのサーブ。
果敢にチップ&チャージでプレッシャーを掛ける貴男。
フォアアンドが僅かに右に逸れるフェデラー。
貴男のブロックリターンが素晴らしい!
攻撃の手を緩めない貴男、早々と3ゲーム目にして、フェデラーのサーブをブレーク してしまった。
あまりにもあっけなく、貴男の速攻が功を奏してる。
1078位の選手が、世界No.1、難攻不落のフェデラーのサーブを破ってしまった。
しかし、フェデラーの顔には焦りの表情は窺えない。
淡々と表情一つ変えないでプレーに専念している。
浮かれているのは、観客だけか。。。
|
4ゲーム目、貴男のサーブだ。リラックスしている。サーブのキレがいい。
40−0、簡単にラブゲームでキープだ。
3−1で貴男リード、フェデラー相手に絵に描いたような試合展開だ。
貴男は、自分のサービスキープに専念するだけでいい。
それに今日の貴男はストロークがやけにいい!
リターンゲームでも、去年までの淡白さがなくネットを取ったときの
ボレーの読みもいい。
ひょっとしたら、ひょっとするかもしれない!
両者互いにキープし、なんと!1セット目は6−4で貴男が取った。
夢のような、怪我で1000位以下までランキングが落ちてしまった選手とは思えない。
素晴らしい試合展開だ。
このままでフェデラーが終わるわけは無いという思いもあるが
それにしても今日も貴男は 素晴らしい!
全く隙が感じられない
《アルバム鈴木貴男》 《アルバムフェデラー》
|