男子シングルス準決勝第一試合は、壮絶な戦いであった。第3シードのオランダKoning対ノーシードの オーストラリアSmeetsである。
お互いに譲らず、息詰まるストローク合戦のなか終始Smeetsがリードしていたが、4−5でビハインドのKoningがなんとかキープ、5-5とし11ゲーム目ついにSmeetsのサーブをブレークしKoningがリードした

オーストラリアのSmeets
このままKoningがいってしまうように思えたが、しかし、ここからのSmeetsのねばりは素晴らしかった。ついにターイブレークに突入。黒山の人だかりの中、長い長いストローク合戦と長い長いタイブレークを制したのはオーストラリアのSmeetsであった。
スコアはSmeetsの7-6(9)、タイブレークのポイントは11-9であった。

第2セットの第1ゲーム、オランダのKoningはいきなりサービス&ボレーに出る。ストローク戦に応じ惜しくも第1セットを落としたため、作戦を変えてきたようだ。簡単にキープ。
Koningはテニスの技術も完成されており、身長も松岡修造と同じぐらいに見えたので、190cm弱はあるだろうか。とてもジュニアとは思えない。

果敢にネットを取るオランダのKoning

第2セットもお互い譲らず、またもやタイブレークになった。このタイブレークも一進一退で今度はオランダのKoning7-6(5)で取った。
最後は勢いに乗ったKoning6-2で取り決勝戦に進んだ。
翌日の決勝戦では、前述の韓国系米国人のKwonを6-3,6-0で破り優勝したそうだ。

Koning技術的に完成されており、またテニスのスケールも大きい。3〜4年後には必ず出てくる選手だと思った。

次回は女子選手のレポートです。
乞うご期待!

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