ストリングには糸とか弦といった意味がありますが、テニス用語でストリングといえば、私たちが普段話す時に使っている「ガット」のことを言います。

正式には「ガット」とは羊の腸で作られているものをいいますが、最近は牛の腸を使用したものが主流となっているようです。
このように天然の材料で作られたものを、ナチュラルストリングといい、私たちが普通使っているものをストリングと呼びます。・・・俺はいつもナチュラルストリングを使っているぞ!!・・・という人もいるかも

私たちはラケットを買う時には、雑誌の紹介記事を参考にしたり、スポーツ店で借りて試打してみたり、かなり慎重に選んでいますが、ストリングを選ぶ時にどれだけ神経をつかっているでしょうか?

ストリング1本で、ラケットは良くも悪くもなります。

それでは、ストリングの重要性についてお話します。
みなさんは、車を運転すると思いますが、タイヤを思い浮かべてください。ノーマルタイヤとスノータイヤでは、運転する時の感じがずいぶん違うことに気づくはずです。
車が重く感じたり、振動や音の大きさなどの違いに気づくはずです。それは、スノータイヤが柔らかいからです。

この様に同じ車なのに違いが出てくるのは、車体で走っているのではなくタイヤで走っているからです。路面に接しているのはタイヤなのです。
ラケットも同様にフレームで打つのではなく、ストリングで打つのです。ボールに接するのはフレームではなく、ストリングなのです。

ストリングの状態が良くなければ、フレームがいくら良くてもそのラケットの性能を引き出すことはできません。

それだけ重要なものだからこそ、プロテニスプレ−ヤーは、かなり気を使っています。コートサーフェス・対戦相手・試合の中での最初と終わりなどの違いで替えているのです。

私たち一般プレーヤーは、そんなに頻繁に張り替えることはできませんが、3ヶ月に1度は張り替えてみましょう。切れるまで、何年も張り替えていない・・・あなた・・・
もう張り替える時期です。

次回はストリングの張替え時期・テンションについてお話します。
乞うご期待・・・えっ? 期待してないってか。

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